車検の残り期間によって買取額はどれくらい変わるの?

愛車を手放す際、出来れば高く買取ってもらいたいと思うのは当たり前です。

その際、いろいろなことを気にかけますが、車検の残り期間もまた、気になる部分なのではないでしょうか。

車検切れと同時に新しい車に乗り換える場合を除き、いつ車を売却するのかは誰もが悩む部分です。

車検は新車時であれば3年、以降は2年毎に受けなければなりません。

それ相応のお金もかかるだけに、車検の残り期間が長い方が買取査定も良い額になるだろうと思っている人が多いかと思いますが、実際の所はどうなのか確認してみるとしましょう。

意外!?1年未満は査定に影響なし

買取の際、中古車自動車査定士という有資格者が自動車の状態をチェックします。

・外装・内装に傷はないのか
・エンジンや足回りに問題なく、走行に支障はないか
・車検の残りは3ヶ月以内か
・走行距離は標準か
・タイヤの残り溝は1.6mm以上あるのか
・自己修理歴や改造がなく、腐食や匂い等もないのか

以上の状態を「標準」と定めます。
そして車の状態によってマイナス部分を出し、査定額を算出するのです。

では車検の期間はというと、残り期間が3ヶ月で「標準」になりますので、3ヶ月以上残っていれば基本的にはプラス査定になる…と考えがちなのですが、少々事情が異なります。

・13カ月以上残っているとプラス査定
・12か月以上、13カ月未満でプラスマイナスがゼロ
・12か月未満ではマイナスにこそなりすれど、プラスにはならない

現実的にはこのような区分となっています。
つまり、1年未満であれば車検の残りは査定に影響が出ないのです。
また、車検が13カ月以上残っているとしても精々数万円程度アップするのみ。

コストパフォーマンスを考えると車検が切れるギリギリまで乗るのがベストではありますが、価格だけを考えるのであれば残り13カ月を切った段階であればいつ手放しても差はないのです。

売却するなら車検を受けるべきではない

売却や下取りをと考えている場合、礼儀として車検を受けておいた方が良いのではないかと考える人も結論から先にお話しすると、「必要なし」です。

むしろ車検を受けると損になるでしょう。

車検とは

・自動車重量税
・自賠責保険料
・印紙代
・検査費用

といったものが主な費用です。
パーツの交換さえなければ軽自動車であればおよそ7万円前後、普通乗用車でも10万円前後です。

仮にですが、車検切れが目前に迫ってきたので車検を受けたとします。

ではそれで査定額が車検の代金分高くなるかと言えば、そうではありません。
10万円車検費用を払ったから査定も10万円高くなる…なんてことはないのです。

むしろほとんど影響がないだけに、売却前に車検を受けるのは申し訳ないのですが「お金の無駄」でしかないのです。

そのため、車検に関しては特に意識する必要はありません。
むしろ車検ギリギリで買取業者に依頼すると、損をしてしまう可能性もあります。

車検が残っているうちに売却したい心理が働き、高く買取ってもらうよりも「処分したい」「期限内に決めたい」気持ちが強まってしまいます。

そして買取業者の中にはその心理を巧みについてきて安い買取額を提示してくる業者もいるのです。

そもそも車検が切れていてもそこまで大きく影響する訳ではありません。

「車検が切れているので安くなってしまうんですよね」

などと告げてくる業者がいたら「車検は関係ないって知ってます」と告げて、違う業者に依頼してもらった方が良いでしょう。

足元を見てくる業者は出来る限り安く買取ろうとします。
高額買取は実現しませんので違う業者や、あるいは一括査定を申し込み、相場をチェックしてみると良いでしょう。